確かに宅配食は楽だし便利だけど、食品の安全性が気になるわ。
減塩食を利用するに当たって、塩分量や味と同じくらいこだわっているのが食品の安全性です。
食材の「産地情報」や「放射能検査」の結果などを公開し、食品の高い安全性を確保しているのがメディカルフードサービスです。
というわけで、メディカルフードサービスの特徴や減塩メニュー、口コミなどについてご紹介していきます。
メディカルフードサービス(MFS)とは?
メディカルフードサービス(MFS)は石川県に本社を置く医療・介護食メーカーです。
一般用の食品宅配以外にも病院や老人ホームなどにも配食しているので、メディカルフードサービスの宅食サービスは、ワタミの宅食やヨシケイとは異なり、制限食を専門的に取り扱っています。
また、食材の産地情報だけでなく放射能検査の結果も公表するなど、利用する食材の安全性と信頼性にもこだわっているのも特徴です。
では次に、そんなメディカルフードサービスが提供する減塩メニュー「MFS塩分制限食」について詳しく見ていきます。
減塩するならMFS塩分制限食!
MFS塩分制限食は、1食当たりの塩分相当量が1.7g以下、カロリーは240kcalに抑えられています。
そのほか、消費者庁「食事療法用宅配食品等栄養指針」に基づいて、脂質や食物繊維、コレステロールなどもコントロールされているメニューです。
塩分 | カロリー | たんぱく質 | 脂質 | 食物繊維 | コレステロール |
---|---|---|---|---|---|
1.7g | 240kcal | 19g | 9g | 8.5g以上 | 120mg以下 |
以上のように塩分以外にも各栄養素が低めに抑えられているので、高血圧だけでなく心臓病や生活習慣病にも対応することができます。
とはいえ、消費者庁の定める「病者用食品」というわけではないので、事前に主治医や管理栄養士に相談してから、利用するようにしてください。
また、気になる塩分制限食の料金は以下の通りです。
セット名 | 料金 | 1食当たりの料金 |
---|---|---|
塩分制限食 6食分 | 5,076円(税込) | 846円(税込) |
便利な定期コース
長く続きがちな減塩生活で、うっかり減塩食を注文し忘れる事もありそうだわ。
そんなときに便利なのが、塩分制限コースのおかずが初回注文後に自動で送られてくる定期コースです。
定期コースでは、
- 1日の食事をMFS塩分制限食中心にしてしっかり減塩したい
- 減塩したいけど肉や魚も食べたい
といった要望に合わせて細かく種類が分かれています。
週6食コース | 5,076円(税込) |
---|---|
週6食コース(肉) | 5,400円(税込) |
週6食コース(魚介) | 5,400円(税込) |
週7食コース(昼) | 5,778円(税込) |
週7食コース(夜) | 5,778円(税込) |
週8食コース | 6,480円(税込) |
週10食コース | 7,884円(税込) |
週12食コース | 9,288円(税込) |
週14食コース | 10,832円(税込) |
メディカルフードサービスの配送エリアと送料について
メディカルフードサービスでは、配送方法にヤマト運輸のクール宅急便を利用しています。
そのため、配送エリアは一部離島を除いた日本国内全てのエリアです。
また、配送料は商品の表示価格に含まれているので、料金以外に送料がかかることはありません。
メディカルフードサービスのコースと料金について
メディカルフードサービスの塩分制限食以外のコースと料金について簡単にまとめました。
やわらか食
高齢で噛む力・飲み込む力が弱く硬いものが食べられない人向けの、柔らかく仕上げたメニューです。
セット名 | 1食あたりの概要 | 料金 |
---|---|---|
やわらか食 | 塩分2.2g以下、カロリー180~250kcal | 5,270円(税込) |
カロリー制限食
糖尿病や肥満などの理由で、医師から摂取エネルギー量について指導を受けている方向けのコースです。
最小限の油と、肉の脂肪の少ない部分を活用することによって、カロリーコントロールと美味しい食事の両立を実現しています。
また、コース内で必要なカロリー量に合わせて2種類のセットが用意されています。
セット名 | セット概要 | 料金 |
---|---|---|
カロリー制限食A | 1日1200kcalを必要とする方向け | 5,076円(税込) |
カロリー制限食B | 1日1400~1600kcalを必要とする方向け | 5,076円(税込) |
糖質制限食
1食当たりの糖質を40gに抑えた、肥満や糖尿病などの理由で糖質を制限しなければならない人向けのコースです。
セット名 | 1食当たりの概要 | 料金 |
---|---|---|
糖質制限食 | 糖質40g、塩分2.5g以下 | 5,724円(税込) |
タンパク制限食
腎臓病、人工透析、糖尿病腎症などの理由で、医師からタンパク質やエネルギーの摂取について指導を受けている方向けのメニューです。
タンパク質や塩分などの制限量に応じて、さらにコース内に3種類のセット内容が用意されています。
セット名 | セット概要 | 料金 |
---|---|---|
MFSタンパク制限食A | 1日1800kcal、1日のたんぱく制限が50~60gの方向け | 5,594円(税込) |
MFSタンパク制限食B | 1日1800kcal、1日のたんぱく制限が25~40gの方向け | 5,594円(税込) |
MFSタンパク制限食C | 1日1600kcal、1日のたんぱく制限が25~40gの方向け | 5,594円(税込) |
バランス健康食
3大栄養素のバランスを保ち、ビタミン・ミネラル・食物繊維を摂取できるメニューとなっています。
生活習慣病予防、健康に気を使っている方やダイエットをしたい方など様々な人に向けたコースです。
セット名 | 1食あたりの概要 | 料金 |
---|---|---|
バランス健康食 | 塩分2.8g以下、カロリー280kcal、タンパク質20g、脂質11g | 4,816円(税込) |
プラスワン商品
各コースのメニューにもう一品足したいときに便利なのが「プラスワン食品」です。
特にタンパク質や糖質制限をしているときに、ごはんやパン、パスタなど主食の確保のときに役に立ちます。
健康プロ食
健康プロ食は老人ホームや病院などに配食するための、業務用ラインナップです。
そのため一般ユーザーではなく、法人向けのコースとなっています。
注文方法
メディカルフードサービスの「健康うちごはん」を注文するには
- ネット注文
- 電話注文
- FAX注文
の3つがあります。
電話注文とFAX注文は専門の注文用紙を印刷して、専用の番号(電話:0120-732-500、FAX:0120-732-520)を使って注文をしていく方法です。
以上はとても簡単な方法ですが、注文書を印刷したり受付時間が決まっていたりして、やや不便なところがあります。
一番便利なのは24時間365日受付をしていて、注文書の印刷も必要ないインターネット注文です。
スマホかPCがあれば進められるので、楽に注文を済ませることができます。
次に、インターネットで注文する方法をご紹介します。
ネット注文の手順
- 「塩分制限食」の商品ページで「買い物カゴに入れる」ボタンをクリック
- 数量を確認したら「レジに進む」ボタンをクリック
- 「新規お客様登録」をクリックし、必要事項を記入してアカウントを作成
- 注文画面の「数量」「請求先」「お届け先」等を案内に沿って記入
- 「お支払い方法」を選択し、記載不備がないか確認
- 注文を確定させる
次に、注文したお弁当の料金の支払い方法について見ていきましょう。
支払い方法
メディカルフードサービスには支払い方法が
- クレジットカード
- 銀行振込
- コンビニ、郵便局での支払い
- 代金引換
- 口座引落
の5種類が用意されています。
クレジットカード |
|
---|---|
銀行振込 | 請求書到着後1週間以内に支払い |
コンビニ、郵便局での支払い | コンビニは国内のほとんどのチェーン店で利用することができる |
代金引換 | 代金引換額に応じて以下の手数料が必要
|
口座引落 |
|
メディカルフードサービスの口コミと評判
塩分制限食に関するものではないものの、メディカルフードサービスを実際に利用している人の率直な感想が、Twitterでいくつか見つかったのでご紹介します。
メディカルフードサービスの宅配弁当を試しているのですが、なかなか最高です。
6食で大体5000円と若干高めではあるけど、栄養士が作ってくれてるんだからそう言うの考えれば十分やすいやすい。https://t.co/bmbnYsZImF— くますけ (@ku_ma_su_ke) August 10, 2018
たとえば介護食の「メディカルフードサービス」さんのやわらか食は、こういうのがあったら便利なんだろうな、と思える特色が出たもの。「食べる」というのは生きることなので、大事にしていきたい所存です。
— メトロガイド (@metroguide) May 2, 2013
メディカルフードサービスのメリット・デメリット
メディカルフードサービスを利用するときのメリットとデメリットについてまとめました。
デメリット
メディカルフードサービスで真っ先に気づくデメリットといえば値段が高いという点です。
1食あたり800円を超えてしまうので、最安と言われているワタミの宅食(490円〜667円)と比べると非常に高額だと感じてしまいます。
ただし、メディカルフードサービスの場合は送料込みでの表示価格ということも考慮に入れる必要があります。
そのほかのデメリットは以下の通りです。
- 定期コースを注文しても特に割引がない
- 選べるメニューが多すぎて迷う
メリット
メディカルフードサービスは安心して利用できるという点が最大のメリットになります。
病院や老人ホームに配食していることに加えて、利用食材の産地情報や放射能検査の結果などを公開しているので、いちいち「この食材は大丈夫なのか?」と考え込む必要がありません。
そのほかメリットといえるのは、
- 塩分量が2.0以下でしっかり減塩できる
- メニューが細かく分かれている
- 送料が料金に含まれている
- 冷凍食が
- 管理栄養士に相談することができる
などがあります。
Q&A
メディカルフードサービスに関してよくある質問をまとめました。
Q1.「メディカルフードサービス」の商品は本当に美味しいですか?
美味しくなければ継続していくのは難しいので、メディカルフードサービスでは「美味しい」お食事のご提供を最大の使命と位置付けられています。
Q2.洋食や牛肉が好きなのですが、メニューを選んで注文できますか?
好きなメニューだけを選んでの個別注文はできません。コースごとに、和洋中のコンビネーションとなっています。
Q3.味が濃いのが好みなので、醤油や塩をかけても良いでしょうか?
MFS各商品はすべて味付けしており、そのまま食べられるようにしてあります。そのため、醤油や塩などをかけると、塩分が多くなり制限食の意味がありません。
最初は薄味に感じるかもしれませんが、1~2ヶ月で慣れる方も多いようです。
Q4.どこで製造しているのですか?
メディカルフードサービスの各商品は石川県にある自社工場「メディカルフードファクトリー」で製造・発送しています。
Q5.食材は国産でしょうか?
全ての食材を国産のみで揃えるのは難しいので、輸入食品に頼らざるを得ない所があるのが実情です。
ただし、使用している輸入食品は、厚生労働省の輸入食品監視指導計画に基づいた監視体制が敷かれており、 仲介業者を介してMFSでも確認・管理が行われています。
Q6.食品の放射線量が不安です・・
メディカルフードサービスは、製造した商品を放射能測定の専門機関に毎週提出しており検査を受けています。
放射能セシウムおよびヨウ素の検査結果は公式サイト内で公開されているので、どうしても気になる場合は確認してください。
会社概要
メディカルフードサービスについての基本情報をまとめてみました。
会社名 | メディカルフードサービス株式会社 |
---|---|
代表 | 代表取締役 松島 宏和 |
所在地 | 横浜市港北区新横浜3丁目6番5号 新横浜第一生命ビルディング2階 |
問い合わせ先 | TEL:045-477-3579(平日9時~17時)
FAX:045-473-1279 E-Mail:info@medifoods.jp |
まとめ
メディカルフードサービスは、食材の安全性にこだわって医療用・介護用施設に配食し続けているので安心して利用することができる宅食サービスです。
また、制限食を専門的に扱うことから、ニーズやライフスタイル、環境に合わせて選べるメニューが豊富に揃っています。
とはいうものの、料金がやや割高なので気軽に利用するのは難しいです。
どちらかというと、初心者よりも制限食に慣れた人向けで、
「今利用しているところよりもいいものが欲しい」
とか
「いろいろ食べ比べて本当に食べ続けられるものを探している」
という人にはピッタリだと思います。